
<Oncorhynchus mykiss>
カムチャッカ半島から北アメリカの太平洋側にかけて分布し、日本には1877年に初めて移入されました。おもに水温の低い河川上流域や湖にすんでいますが、原産地では海に下るものもいます。水生昆虫やエビ類などを食べる動物食性の魚です。産卵はおもに春頃におこなわれますが、日本で自然に繁殖している場所はあまりありません。渓流釣りの対象魚として人気が高く、各地でさかんに養殖・放流がおこなわれています。
引き味は強く重いもので、水面でジャンプするなどして抵抗します。ルアーやフライにもよく反応し、初心者にも釣り易い魚です。

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<Salmo trutta>
ヨーロッパ原産種で、アメリカからカワマスが移入された際、混入したと言われています。中禅寺湖、上高地の明神池、本栖湖などに分布するほか、黒部川流域など山間部のダム湖、北海道の石狩川水系、などにも広がりつつあります。産卵は秋から初冬にかけて行われ、冬季には禁漁となるところが多です。冷水域に棲み、成長が早いところはニジマスと似ていますが、それよりはるかに水温の低いところを好むため春と秋が釣りの好シーズン。水温の上昇する夏は湖の深みに潜み、秋口、川に昇りはじめるころが群れもまとまるので、絶好の狙い目となります。
重い引きではないが向こう見ずに激しく走ります。縄張り意識が強く、魚食性も強いのでミノーが有効。岩魚が見切る大きさのミノーでもブラウンは食いつきます。

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